臨みは哀しくて綺麗な世界を描く事。05年度H/Sをどうぞお楽しみ下さい。


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『 蝶 』 -のんの&華-

 小さな小さな蝶々の、優しい恋の物語。
それは大きく大きく、温かい愛の物語。



何にも縛られることなかった
誰もじゃますることないと
信じていた

羽をもがれるなんて
思ってもいなかった



 舞えなくなった弱々しい蝶々。
春の旅路の途中で、強風に羽をひとつ奪わてしまったのです。
仲間は落下した哀れな蝶々を置いて、暖かい旅路を行ってしまいました。
 空を飛べなくなり苦しむ孤独な蝶々の元に、優しく心の大きな王子様が通りがかりました。
羽を無くした蝶々は死んでゆくのですが、王子様は哀れな蝶々を掌で優しく撫でてくれたのです。
死に際に蝶々は、王子様に恋をしたのでした。
そして動かなくなった片翼の蝶々に、王子様は小さなお墓を作ってくれました。
其処には春のタンポポの墓標。
まるで無くした羽のように、タンポポの花が一輪。
小さな墓標の花は太陽を目掛け、力強く咲いていました。


飛べない蝶

大地と同化して

消えていく


 死に間際に王子様を愛した蝶々の心。
それはそれは強い、強い愛。そして大きな大きな愛でした。
蝶々のカラダは土の中で段々と土と朽ちてゆきます。
そんな中、蝶々の王子様への愛は優しく、強く、それはそれは今まで弱々しかった蝶々に、大きな心となりました。
 王子様は以来夢を見るのです。
夜の眠り、魂が現世を離れ夢の世界へ旅立つ時間、片翼の美しい女性の夢を。
白い肌、桃色の唇に火照ったように赤い頬。小さく華奢な身体、流れるような白いウェーブのロングヘアーは、風に吹かれてふわふわと舞う。
夢の中で王子様は、其の美しい片翼の女性と話をしたり、野原を駆け回って遊んだり・・・其れは其れは恋物語のような優しい夢を見るでした。
王子様は彼女に聞きました。
 「貴女は天使でしょう?でもどうして、翼が片方しかないのですか?」
 しかし、美しい其の女性はただ微笑むだけです。
 「云いたくないなら構いません、貴女は天使だ。こんなにも優しく、美しいのですから。」
 こんな王子様の夢は、ずっとずっと続くのでした。
王子様は夢の中の美しい女性に恋をしたのでした。


たったひとり
取り残された蝶

君はひとり自由に
あの空を飛んでいて



 王子様はいつか、王様になります。
其の時とは、今の王様が亡くなった時のこと。
そして、王子様が王様になる日がきたのです。王子様のお父さんが、死んでしまったのです。
王子様は悲しみ、とても颯爽と立派な王になる気力が持てません。
其の日、王子様は悲しみに泣きながら眠りました。
 夢の中、いつものように彼女が現れました。
美しい片翼の女性は優しく微笑んで、王子様の頬をつたる涙を撫でました。
そして自らの手で、ひとつしかない翼をもぎ取り、王子様の背に与えたのです。
そうすると、翼をなくした美しい女性は光に包まれ、みるみるうちに小さな蝶々になったのでした。
其れを見ていた王子様は、彼女がいつかのある日、自分が埋葬した蝶々だと気がついたのです。
羽をとりもどした蝶々、其の色は太陽のように明るく輝く金色の羽。
片翼の王子様の周りを3回まわって、空高く高く飛んでゆきました。
そして光に溶け込むように見えなくなってしまいました。


君の心の中だけで
飛ぶことが許されるのなら

それだけでいい


 次の日目が覚めて、王子様は王様になりました。
それはそれは後世へ語り継がれるほどに立派な王様となったのでした。
優しく賢明で、素晴らしい王様に・・・・・




君のことを
夢見つつ

















自由に飛んでいた
二匹の蝶

何も怖くなかった
何処までも飛んでいけると
信じていた

何にも縛られることなかった
誰もじゃますることないと
信じていた

羽をもがれるなんて
思ってもいなかった

たったひとり
取り残された蝶

君はひとり自由に
あの空を飛んでいて

飛べない蝶

大地と同化して

消えていく・・・

君の心の中だけで
飛ぶことが許されるのなら

それだけでいい


君のことを
夢見つつ


Lyric by.のんの
Story by.華





 今回 『 蝶 』 は 【眠れない夜に・・・伽詩】 管理人:のんの様 の詩を読んで、イマジネーションした物語です。
コメントした分なのですが、のんの様のご了承を得て、こちらにも掲載させていただきました。
のんの&華のコラボレーションっぽく載せてみました。どうかにゃ?
此の度、リンクさせて頂きます。

 のんの様へ、心からの感謝を。
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【2005/09/17 12:21】 【ハナ物語】 | トラックバック(0) | コメント(5) | Page top↑
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コメント
泣いちゃいそうですね

【2005/09/17 16:19】 URL | 言霊遣い(I) #-[ 編集]
ストレートな感想がなんだかとても嬉しいのです!
物書き同士でイメージを膨らましあい、刺激しあう事は互いにとても素晴らしい事ですよねv

またおいでや~♪
【2005/09/17 22:45】 URL | #vIfvFHzI[ 編集]
かいた詩にお噺がかさなってまた別の物語を作る。
なんて素敵なんでしょう。
ありがとう^^
【2005/09/17 23:12】 URL | のんの #9O9ZOfU6[ 編集]
こちらこそ感謝なのです。
こんなコラボレーションも楽しいですねv
何か考えちゃおうかなあ♪
また沢山のイマジネーションを下さい。
良かったら僕からもイマジネーションして下さい。
今日も沢山描きましょう。
のんの様あいがとう!
またおいでや~♪
【2005/09/18 15:18】 URL | #vIfvFHzI[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2005/09/18 18:44】 | #[ 編集]
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